Archive for the ‘デジタルコンテンツ’ Category

 

スマートフォン(多機能型携帯電話)は普通のアメリカ人にとって、生活必需品だが、そんな中、スマートフォンやタブレットをその場で素早く修理してくれる修理専門 のチェーン店が躍進している。その名も、uBreakiFix(あなたが壊して私が直します)というユーモラスな店名だ。www.ubreakifix.com

 

 

家族や友人、仕事関係者の連絡先、家族や心に残った時の写真など、スマートフォンの中には、個人の大事にしているコンテンツが満載。それが急に故障すると、誰もが不安になり、途方にくれるわけだが、この不安解消をスピーディーに行ってくれる修理サービスなのである。

このビジネスは、2009年に22歳の青年たちによって、スタートした。2009年にiPhone 3Gを落として、スクリーンを粉々に割ってしまい、自分で直すことを決意したことがこのビジネスを立ち上げるきっかけになったと話す設立者/CEOのJustin Wetherill氏は現在24歳で、友人とこのビジネスをスタートした。新しいスマートフォンを買っても、自分が使いやすい元の状態にセットアップするのに大変な時間がかかるため、修理へのニーズは高い。

 

 

uBreakiFixでは、店舗に直接やってくるお客さんの修理が圧倒的に多く、インターネットからの修理件数の20倍だそうだ。最も多いのが、電話の画面のひび割れと電話の中へ水が入ってしまうことから生じる故障だそうだ。まず、99セントで問題の診断をしてもらい、通常の修理だと30分から2時間で修理されたスマートフォンをピックアップできるという迅速さが人気である。修理費も$10-$149とお手頃に設定されている。数か月前にアメリカの市場に登場したLG,HTCの3Dのスマートフォンの修理も開始したとのこと。スタッフの95%が25歳以下という若者の集団で、絶えず新しい技術系製品の問題にチャレンジしようという心意気がある。

フロリダ州のオーランドに一号店が誕生、その後、シカゴ、ロスアンジェルスに出店しており現在、18店舗を展開している。スタッフが引っ越してもいいという場所に出店してきたという。初年の2009年の売り上げは50万ドルであったが2010年には、600万ドルと大幅に伸びた。借入金が0という手堅いビジネスを行っている。実務的でこのような実のあるビジネスの躍進を期待したい。

 

 

 

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©2011 竹内道

 

 

放送開始をして何十年もたつ昼のメロドラマ。アメリカ国民に大いに愛されてきたが、この数年で続々とネットワークテレビから姿を消している。

ABCでついにキャンセルされた超長寿番組、”One Life to Live” 、”All My Children” ともにすでに放送終了が決まっているが、ここが、アメリカテレビ王国のすごいところ。両番組とも、デジタル・マルチプラットフォーム向け制作会社が、権利を引き継ぎ、オンラインメディアにて、放送されることが決まった。新しい息が吹き込まれるわけ。

インターネットTV用に番組として、制作、放送開始予定。一言で「権利を引き継ぎ」と書いてしまえば、いかにも簡単そうなのだが。。。。俳優、脚本家、セット、音楽、制作チームと新しい権利についての交渉が待っている。

http://www.multichannel.com/blog/Picture_This/32522New_Life_For_Old_Shows_On_Web.php

写真 From One Life to Live, ABC Network

ニューヨーク市は、ブルームバーグ市長の方針で、2009年よりメディア産業の振興に力を入れている。そのせいか、マンハッタンのフラットアイアン地区は、デジタルメディアやSNS、VC (ベンチャー・キャピタル) が集まるメディアビジネスのメッカ的地域になってきた。

このフラットアイアン地区の目貫通りとされている21丁目に、アニメ専門制作スタジオのフレドレータースタジオ (Frederator Studio) www.frederator.comがある。同スタジオは1991年に設立され、そもそも、アニメ専門チャンネルNickelodeonなどのアニメーションや劇場公開用映画を制作してきた。

frederator

同社のCEOであるフレッド (フルネーム→フレッド・サイバート) は、かつてケーブルテレビの新星であったMTVの初代クリエーティブ・ディレクターを務めことを筆頭に、1980年代に急成長をしたテーマ性の高いケーブル・チャンネルの個 Read the rest of this entry »
インターネット上のコミュニティをベースにした外語国学習サービスが人気を集めている。フェイスブックなどのソーシャルメディアの要素を大いに組み込んだオンライン語学学習コミュニティ、ライブモカ(www.livemocha.com)である。

今や、世界中に600万人以上(世界195か国、38言語)の登録者を持つ世界最大のインターネット学習サービスに成長し、昨年末には、タイム誌による2010年ベストウエブサイト50にも選ばれた。

日常会話を中心に、世界中の人が楽しく容易に外国語を学ぶことを目的にしており、現在、英語、フランス語、スペイン語、イタリア語が学習できるサイトである。大手教育出版社のPearson Educationが同社のために開発をした独自の教材を使っている。

初級から上級までの4段階に分かれており、カリキュラムはユーザーが自分で選択し、マイペースで学習をしていくというものである。リーダーや文法ドリルの回答の添削は、インターネット上で同サービスの先生が行う。

このサービスのユニークな点は、会話の上達のために不可欠な練習が、同サービスに登録をしている他のメンバーといつでもできるということだ。例えば、英語会話の練習を、スペイン語を学習している英語のネイティブスピーカーと行ったり、英語の作文にコメントをもらうことができる。

外国語を話したいという共通の目的を持つ人たちが、ライブモカというグローバルなコミュニティの中で、助け合いながら上達しようという「分かち合いの精神」で、和気あいあいと外国語の練習ができるのが特徴である。

費用は、最も人気のある言語である英語学習の場合で、一年契約で399ドル。同サービスのユーザーは、20-30才の層が最も多く、次は、65才以上の層というのがおもしろい。ユーザーが最も多い国は、ブラジルで、次に中国、コロンビア、ロシアと続く。そして、高度成長まっただ中の国が多いのが興味深い。日本人のユーザーも相当数おり、熱心な人が多いとのコメントであった。

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©2010 竹内道

  • ユーザーフレンドリーな場を提供して、ユーザーが急増
  • 価格はクリエーターが設定
  • シンプルで明確なビジネスモデルで、低価格を実現

ク リエーターが自作の映像素材を製作会社と直接取引できるオープン形式のB2Bマーケットを提供して注目を浴びているのが、素材提供会社のPond5社であ る。2008年1月に長年、映像エディターであったトム・ベネット氏がニューヨークに設立したネットビジネスである。

わずらわしいライセンス契約書もなく、わかりやすいビジネスモデルで高品質な素材の取引場所を提供、グローバル・ブランドや人気のあるコメディ番組、ハリウッド映画の製作者もこぞって、このサービスを使っている。同社が運営するwww.pond5.comにて約49万点のHD (High Definition)または、SD (Standard Definition)ビデオ素材が入手可能である。

従 来の素材提供ビジネスは、調達会社と使用契約書を交わすというプロセスを経なければならなかったが、映像のデジタル化とネットビジネスの一般化でこれまで の慣例が画期的に変わってきた分野である。その中でもPond5社のユニークさは、素材を購入する際に固単価を1回支払うという買い切り料金であること。 また、クリエーター自身が素材の提供価格を決めるため、クリエーターの関与の仕方が熱心であることがあげられる。

価格はウエブ上に明記されており、製作会 社の人は素材を選択した後、クレジットカードやPaypalを使って決済をして、ダウンロードするだけ。売り上げは、クリエーターとPond5が 50/50で分けあう。ビジネスの仕組みが透明であることが、素材提供者たちに信頼感を与えており、同社が取り扱う映像素材 数は日に日に増えている。特に人気があるのは、雲の動きや日の出の様子など、微速度で撮影した時間の経過を表わす動画だそうだ。素材の長さは、5秒から 60秒で、$5~$500の価格帯で取引されている。

最近は、映像関連業界の関係者が集まるクリエーティブ・コミュニティとしての役割も 持ち始めており、このウェブサイトでの出会いが新しいプロジェクトに発展していくこともあるという。Pond5では予算に限りのある政府関連・教育分野の コンテンツ製作者への素材提供にも力を入れている。

予算削減に常に晒されているこれらの分野のクリエーターにとって、朗報であると共に、新たな収入源も創出している。ちなみに同社ではクリエーターの有志と協力して、12月31日まで、クリスマスプレゼントとして、無料素材も提供している。

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©2010 竹内道

  • 歴史専門チャンネル「ヒストリー・チャンネル」で今、大注目の番組「アメリカン・ピッカーズ (American Pickers)」
  • 一見がらくたにしか見えない山のような物の中から、今後価値のでてきそうなコレクタブルなアイテムをピックする
  • ファーストシーズンで延べ380万人が視聴、人気を集めている
歴史専門チャンネル「ヒストリー・チャンネル」で今、大注目の番組が「アメリカン・ピッカーズ)(American Pickers)」。 アイオワ州に住む幼馴染中年の男性のマイクとフランクが、庶民の家に上がりこんでがらくたの中から宝もの探すというアリティ番組である。一見がらくたにしか見えない山のような物の中から、今後価値のでてきそうなコレクタブルなアイタムをピックして、がらくたのオーナーと交渉をする模様を描く。ファーストシーズンで延べ380万人が視聴、人気を集めている。

「ヒストリー・チャンネル」は25歳から49歳の歴史好きの男性が主な視聴者ターゲット。ひとつのことに情熱を傾けるオタクはアメリカにも多く、そのニッチでテーマ性の高いテレビ・チャンネルが多く存在し、固定視聴者層を形成している。その中でも、「ヒストリー・チャンネル」はその代表格。

©History Channel

この手の番組としては、人気のある長寿番組「アンティーク・ロードショー」というお宝もの鑑定番組があるが、この「アメリカン・ピッカーズ」のユニークな点は、骨董品や美術品の専門家が値踏みをするのではなく、自分たち自身がコレクターであり、掘り出し物を探し出す情熱を持つ庶民的な二人が、お金に替わりそうな宝物を見つけていくことにある。二人が買った物の殆どは、マイクの持つ店で転売される。

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がらくたの売り手も普通のアメリカ庶民だが、大量の物を長年集めた背景には、それぞれ面白いストーリーがあり、アメリカの各地の歴史も披露されていくという構成。1シーズンに22州も回って納屋や物置から溢れんばかりの物を持つ人達を精力的に訪れた。

ちなみに、マイクとフランクが大好きなアイテムは、40年から50年前の広告ポスター。これは、主に製品の広告のポスターだが、当時のアドポスターは、ポップでカラフルなものが多く、レトロな雰囲気も漂って、収集家が多い。車や飲料、食品メーカーのものに人気がある。古いモーターバイクも注目のアイテム。

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この番組は、10代、20代の若者にも人気で、特に1970年代あたりのものに関心が高いそう。どれも、庶民にも手が届くコレクション・アイテムであるが、これらのアイテムはeBayなどでオークションにかけられることも多い。

楽しみと実益を兼ねるところがいかにもアメリカ人らしい。

◆興味深いアメリカ人の納屋の中や選び抜かれた宝物もチェック!

アメリカン・ピッカーズ公式サイトhttp://www.history.com/shows/american-pickers

©2010 竹内道

  • コンテンツ製作者、そして、バジェット志向のマーケターにとって、耳寄りの新サービス
  • ユーザーの立場から見ると、実践しやすく、楽しくもあり、魅力的でシンプルなビジネスモデル
過去数年、アメリカでは製作コストが安い、視聴者参加型のリアリティー番組やゲームショーが数多く放映されてきた。気の合うカップルをマッチングする Dating Game (デイティングゲーム) も人気番組の一つであるが、そのコンセプトをベースにした、自社製品をメディアに露出させたいメーカー側とスポンサーを必要とするコンテンツ製作者側をつなぐ、オンライン・マッチングサービス、PlaceVineが誕生して、新しいタイプのビジネスとして注目をあびている。( www.placevine.com)

PlaceVine社は、2008年6月にニューヨークに設立されたテクノロジー分野の起業基金、NYC Seedの初回の20万ドルの支援金を獲得。ソフトウエアの事業開発を行ってきた若者二人がスタートしたベンチャー・ビジネスである。

©www.placevine.com

金融が大幅回復をして、アメリカの景気は回復基調にあるが、企業はマーケティング関連予算をまだまだふんだんに使えるという状態ではない。予算がなかなか工面できないが、マーケティング活動のニーズを持つ中小レベルのビジネスをターゲットにしたサービスである。

PlaceVineは映画、テレビ、ウェブ、ゲームなどのコンテンツを作る側とコンテンツ制作の中に自社製品を提供したいとする企業が出会える場所をインターネット上にて提供する。例えば、製作現場のセットの一部として台所用器具が必要な製作中のテレビ番組の製作者がその旨をPlaceVineに登録する。一方、テレビメディアをとおして、自社のブランド名を露出することを希望している台所用器具メーカーは、提供したい製品を登録すれば、 PlaceVineの独自のデータベースが両者の意向のマッチングを行うという仕組み。通常、台所用の器具は、プロダクト・プレースメントという形でメーカーがコンテンツ製作者に無料で提供している。

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同サービスの画期的な点は、そのビジネスモデル。PlaceVineの収入のベースは、スポンサーとなるメーカー側が、月々に支払う、$145という使用料。この使用料を支払えばメーカー側は、1ヶ月に3件まで商品をエントリーできる。製作者側の登録は無料。PlaceVineは2社が出会うチャンスを提供した以降のビジネスにはかかわらない。

現在、同サービスに加入をしているコンテンツ製作会社は大手を含め約500社。スポンサー側は約240の中小規模のブランドで、常時1000件以上のマッチングチャンスを提供している。

©2010 竹内道

  • 景気回復の兆しが見え始めたアメリカで、自由な発想とクリエーティビティを感じさせるアメリカ発の新ビジネス
  • その名もエディソン・ネーション
日常生活に役立ちそうな商品のグッドアイデアが浮かんで、「こんな便利なものが商品化できればいいなあ」と思う人も少なくないはず。「自分のアイデアが商品になるなんて、無理だわ!」とノウハウがなくて、実現化をあきらめる人がほとんどであろう。 普通の人が考え出した名案を大手小売チェーン店に橋渡しし、ビジネスにつなげることを目的にする発明家のためのウエブサイトがアメリカで人気を集めている。 ウエブサイト名はエディソン・ネーション(www.edisonnation.com) で、ノースキャロライナ州のシャーロットに本拠を置く会社である。

©www.edisonnation.com

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そもそも、アメリカの公共放送で放送しているアマチュア発明家を支援するリアリティテレビ番組”Everyday Edison”を制作し、この番組に審査員として登場するルイス・フォアマン氏が、番組内で紹介できなかった名案を無駄にするまいとウエブサイトでの紹介を考え付いた。フォアマン氏も数々の案を生み出した企業家である。 エディソン・ネーションが発明家個人と小売店やメーカーの間をとりもち、発明家を代表して、契約締結まで行うというビジネスモデル。家庭用品全般を扱う大手チェーンのBed, Bath and Beyondや住宅リフォームの量販店であるHome Depot、また大手ペットストア・チェーン店のPet Smartなどと提携しており、小売チェーン店がさがしている商品ジャンルにおいて、一般の人から商品開発できそうな案をエディソン・ネーションが募るというものである。

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同社の発明案を判定する専門家が独自に開発した選抜方法をとおしてベストな案を選び、同社の商品開発チームが3ヶ月から5ヶ月かけて実際の商品開発に着手して、最終的に小売店やメーカーに納品する。案が起用された個人発明家には、まず$2500という前金が支払われ、商品が販売開始後、長い場合は、その後 20年間のロイヤルティが支払われる。参加する発明家はあくまでも知恵をだすことに集中すればよいわけだ。 アイデアを重視し、アイデアを実現化し、実際のビジネスに結びつけるという起業スピリットに満ちたアメリカらしいサービスである。ペット商品や家庭用のツール類にニーズが高いようだ。 同社では、本やDVDも出版して発明家の育成に力をいれている。これぞ、ノレッジビジネスの権化といえよう。

©2009 竹内道

  • 不景気だからこそ、デジタル・スキルを向上させて自分の価値を高めよう。
  • 不況サバイバルのためのハウ・ツーセミナーが盛況。
  • テレビ業界のプロがスタートしたGet Digital.
久々に大国アメリカを揺さぶっている経済危機。失業率は上昇し、マイホームが抵当に流れるなどアメリカ人の生活の根底が不安におびやかされている。いつレイオフされるかとストレスの高い毎日をすごす人も多い。このような厳しい環境であるが、危機の中にも希望が感じ取れる新しいビジネスは続々と誕生。楽観性そして、想像力が生みだすアメリカの変化と躍動を感じさせる頼もしいビジネスをご紹介します。

毎日、数千人、数万人という大規模な解雇のニュースが報道され、次は我が身か?と不安感を持つアメリカ人は多い。失業率が毎月上昇し続けている今のアメリカでは、PCやインターネット、携帯電話などデジタル機器を職場で自由自在に使いこなすことは仕事場で生き残っていくために、不可欠になってきている。

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会社勤めをしている人たちは、社内コミュニケーションの迅速さをはかり、プロジェクトを効果的に遂行していくために、自分のデジタルスキルに磨きをかくことが必要とされる。自分で事業を営む人は、日に日に変わるデジタル製品や技術について理解し、実戦に役立てていくというニーズを持っている。景気の先行き不安が益々高まる現在、個人のデジタルスキルを向上させ自信を持てるようになるためのハウツー・ワークショップやセミナーが続々、登場している。

その中でも最近注目されているセミナーに、シェリー・パーマー氏(Shelly Palmer)主催のGet Digitalがある。パーマー氏は長年 テレビ業界にて活躍、現在も米国テレビ芸術科学アカデミー(The Academy of Television Arts & Sciences、エミー賞を主催するテレビ業界の協会)ニューヨーク支部の会長を務めている人だ。

(写真 © Shelly Palmer)

そもそも、テクノロジー好きで早期アダプターであったパーマー氏に、長年にわたって、友人や知り合いから、携帯はブラックベリーがいいの?それとも、アイフォーン?、インターネット上でのソーシャルネットワーキングに参加するのに気をつけることは何?など、デジタルの世界に関する質問が終始殺到していた。不景気が深刻化するについて、氏はデジタルスキルを身に付けることが人々にとって必須条件になってきたことを実感し、実務的な内容で判りやすいセミナーをスタートすることを決心。1年間かけてカリキュラムを開発した。

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Get Digitalは1日のセミナーで、価格は$449.95。

Mac にするか?それとも、PC?

本当に必要なソフトは何?
自分のブランディングをインターネット中で成功させるには?

など、ベーシックから応用編までを一日でカバーするというものだ。このセミナーの受講者の平均年齢は43歳。60%が女性、40%が男性である。受講者の多くは仕事でコンピューターとインターネットを普通に使ってはいるが、週末などを割いてまで新しいスキルや方法を身につけることに時間を費やさないという人たちだそうだ。

不景気時だからこそ、時間とお金を惜しまないで、自分に投資をし、新しいことを学んで、自分の付加価値をつけ、自分の生活を守ろうという前向きな人が増えており、今後様々な実務型自己啓蒙セミナーが誕生することが予想される。

©2009 竹内道

  • 経済の先行きが不安な最近、週末のソフト鑑賞は映画館よりも自宅で
  • 600万人のメンバーを持つユーザーフレンドリーなオンライン・エンタテインメントDVDサービスがライフスタイルに定着
  • アメリカ社会全体が燃料や資源により敏感になり、エコをテーマにした専門DVDサービスも誕生
  • エコ・フィルムメーカーを支援するコミュニティーとしても活動
11月4日にオバマ上院議員が44代目のアメリカ大統領に選出されたことは、アメリカの歴史に残る画期的な出来ことで、8年間低迷してきた政治がこれから良くなっていくという明るい希望をアメリカ国民に与えた。一方アメリカが直面している1930年以来と言われる不景気や金融・自動車業界の危機は元来楽観的なアメリカ人に大きな不安感を与えており、人々の財布の紐(ひも)も、急激に締まってきている。

ストレスが高い週日をすごした後の週末は、家族みんなでそろって映画を見てくつろぐ人たちが多いが、最近は、映画館での映画観賞よりもパソコンでオーダーできるオンラインDVDレンタルサービスが人気である。ユーザーフレンドリーで手ごろな料金、しかも膨大な数の作品の中から選択できるというメリットがあるからだ。今や600万人のメンバーを持つネットフリックス社はその代表格で、アメリカ人の日常生活にすっかり定着している。

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このような背景がある中、昨年秋には「エコ」をテーマにした映画やドキュメンタリー専門のオンラインDVDサービスが登場して、注目を集めている。その名も「アース・シネマ・サークル」(www.earthcinemacircle.com)。ロハスの代表企業であり、「健康と環境」をキーワードとしてライフスタイル商品を幅広く販売するガイアム社の傘下でスタートしたサービスである。

(写真 © EarthCinemaCircle)

コンテンツ王国のアメリカでは、エコロジーをテーマとした長編、短編映画やドキュメンタリーの力作が情熱を持った製作者によって、自主的に毎年何千本と作られている。主に全米各地で開催される映画祭に出展されるが、その場で上映されるだけで、なかなか、単館の映画館での上映やテレビ放映に至るものは少なく、せっかくの作品も埋もれてしまう。そんなフィルムメーカーをサポートするためにも、アース・シネマ・サークルが誕生したわけである。

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メンバー制で、隔月に4本の作品の入ったDVD=写真は一例=が郵送されてくる。毎回のコストは23ドル。ネットフリックス社などの大手サービスとは違いDVDは返却する必要がなく自分のコレクションとして保存できる。冒険心をそそられるような未開の地を舞台にしたアドベンチャーや環境保護のために生涯をかける人々のライフストーリーなど、映画祭で評判の良かった世界各地からの作品が選ばれている。

現時点でのメンバーは約1000人だが、このサービスを応援する人たちの中には、著名なディレクターや俳優も多く、草の根運動的に着実に、メンバーベースを増やしている。エコロジーは、衣食住に加え、アメリカ人が関心を持つコンテンツのテーマとしても、じわじわと浸透してきている。

©2008 竹内道

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